キャットタワーの選び方|設置・耐荷重など5つの違い

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キャットタワーは、高さや見た目が似ていても、置ける場所、棚板の耐荷重、布部分の扱いが異なります。大きな耐荷重の数字だけを選ぶと、猫が乗る棚板やハンモックの条件を読み違えます。

キャットタワーとは、棚板や支柱、爪とぎ部分などを組み合わせた猫用の室内用品です。部屋に収まるか、各パーツをどう使うか、手入れを続けられるかの順で選びます。

白い壁のそばの棚で丸くなって眠るオレンジと白の猫

結論:選び方を分ける違いは5点

違いは、設置方式と寸法、棚板・パーツの耐荷重、素材、手入れと交換部品、組み立て条件の5点です。 天井に突っ張る候補は高さの範囲から、据え置きは外寸から絞り、猫が乗る部分の表示値と日々の扱い方を合わせて決めます。

違いを一覧で見る

比較の基準日は2026年9月17日です。以下はアイリスオーヤマの公式通販「アイリスプラザ」の製品仕様をもとにした整理で、実機の転倒しにくさや耐久性を測った比較ではありません。方式の名前だけで決まる条件と、機種ごとに読む条件を分けています。

比較する点突っ張り式で見るところ据え置き式で見るところ
設置方式と寸法床から天井までの高さと、本体の幅・奥行本体の幅・奥行・高さ
棚板・パーツの耐荷重ステップなど、乗る部分を指定した値棚板やハンモックなど、乗る部分を指定した値
素材支柱と棚板を分けて読む。KCCT‐244のステップはパーティクルボード木製でも一様ではなく、NCT-3の本体は天然木、MCCT‐145の土台などはパーティクルボード
手入れと交換部品設置方式から推測せず、部材と部品の取り扱いで選ぶ同様に機種単位で選ぶ。NCT-3/NCT-4の布カバーは洗濯の対象外
組み立て条件CATS-68は工具の指定と2人での組み立ての案内があるNCT-3/NCT-4は2番のプラスドライバーを用意する

出典:アイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリアイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(いずれも2026年9月17日確認)。

高さと床の外寸をセットで読む

寸法は幅・奥行・高さの順で、公式のcm表記と「約」を残しています。アイリスオーヤマ CATS-68は、メーカーの商品名では「キャットステップ」です。棚板を備えた室内猫用品として、キャットタワーと設置条件を並べています。

メーカー・型番設置方式商品サイズ商品重量
アイリスオーヤマ KCCT‐244突っ張り幅約40×奥行約40×高さ約228〜約244(cm)約9.35kg
アイリスオーヤマ CATS-68突っ張り外寸:幅約68.1×奥行約30.4×高さ約208.5〜278.4(cm)約15.1kg
アイリスオーヤマ CTLR-50据え置き幅約49×奥行約49×高さ約70(cm)約7kg
アイリスオーヤマ CTHR-54据え置き幅約55×奥行約55×高さ約182(cm)約20.7kg

出典:アイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリアイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(いずれも2026年9月17日確認)。

この表で分かるのは、「突っ張り式なら床の占有も小さい」とは一括りにできないことです。KCCT‐244とCATS-68を比べると、幅を抑える方向と奥行を抑える方向が違います。細長い場所に置くのか、四角い空間に収めるのかで、先に残す候補が変わります。

固定方式の比較を中心に考えたい人は、キャットタワーの突っ張り式と据え置き式の違いを判断の入口にできます。

円形の通路や小屋がある大型タワーで遊ぶ3匹の猫

それぞれが向いている場面

ここからは、条件を満たす製品の選び方を具体化します。大きさ、素材、パーツのどれを優先したいかで候補を分けるもので、製品の優劣を決める並びではありません。

天井まで使う構成なら、高さの範囲と横方向の寸法で絞る

突っ張り式を選ぶなら、置きたい位置で床から天井までの高さを測り、製品の高さ範囲と照合します。KCCT‐244とCATS-68では下限も上限も違うため、突っ張り式という分類だけで同じ部屋に設置できるとは判断できません。

幅を取りたくない場所ではKCCT‐244の幅約40(cm)が比較の入口になります。奥行を優先する場所ではCATS-68の奥行約30.4(cm)を見ます。その代わりCATS-68は幅約68.1(cm)なので、奥行だけを見て候補を確定すると横方向の条件を落とします。

天井高と床の外寸を満たすところまでが、この寸法比較の役割です。固定作業そのものは機種の組み立て方法に従うもので、高さの範囲が合うことを、あらゆる設置状態の適否に置き換えることはできません。

白木の棚が重なるタワーに乗る2匹の猫

天井を使わない構成なら、低さと奥行のどちらを優先するか決める

低い据え置きを探すなら、CTLR-50の高さ約70(cm)が候補の基準になります。一方、幅のある場所で奥行を抑えたいなら、次のNCT-3のような幅約80×奥行約40(cm)の本体外寸も比較対象です。低さだけを求めるのか、置き場所の形に合わせるのかを分けます。

高さのある据え置きが候補なら、CTHR-54の高さ約182(cm)も選択肢です。天井に突っ張らない構成にもこの高さの製品があるため、「高さが欲しいから突っ張り式」と先に決める必要はありません。

日差しの差す壁際で丸い台に座る灰色の猫

木の見た目を重視するなら、素材名と布部分の扱いを分ける

木製という名称だけでは、どの部材が天然木なのか、布がどこに使われているのかまでは分かりません。次の据え置き製品は、外寸とメーカーが示す部材を並べると違いが見えます。

メーカー・型番商品サイズ素材・付属品の具体例
アイリスオーヤマ NCT-3幅約80×奥行約40×高さ約94(cm)(本体外寸)本体は天然木。ファブリックカバー付き
アイリスオーヤマ NCT-4幅約80×奥行約40×高さ約120(cm)(本体外寸)本体は天然木。ファブリックカバー付き
アイリスオーヤマ MCCT‐145幅約60×奥行約40×高さ約145(cm)土台・ステップ・ハウスはパーティクルボード。ハウス用布シート2枚付き
アイリスオーヤマ SFC-157本体:幅約51×奥行約60×高さ約157.5(cm)木製部分はパーティクルボード。ハンモックを備える

出典:アイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(2026年9月17日確認)。

天然木の本体を条件にするならNCT-3/NCT-4が候補です。同じ幅・奥行の製品から高さを選べます。MCCT‐145は「木製キャットタワー」という商品ですが、上の部材はパーティクルボードです。ここで分かるのは材質の違いであり、耐久性の順位ではありません。

布の扱いも切り離して考えます。NCT-3/NCT-4は、木の本体でもファブリックカバーを洗濯できません。「木だから手入れが同じ」とまとめると、この条件を見落とします。洗濯できる布を購入条件にする人には、この2機種はその条件に合いません。

ハンモックを使う構成なら、棚板とは別の値を読む

ハンモックを選定条件にするなら、SFC-157のように、棚板とハンモックの耐荷重がそれぞれ示された機種を比べると整理できます。同機は棚板1枚あたりが約6kg、ハンモックも約6kgです。数字が同じでも、別々の場所についての表示です。

棚板の値だけが大きくても、その値をハンモックへ当てはめることはできません。まず使いたいパーツを決め、それぞれの欄を読む順番にすると、タワー全体の大きな数字に引っ張られずに選べます。

選ぶときに見る順番

条件は、置けるか、乗る部分の表示はどうか、素材と手入れが合うか、交換と組み立てを準備できるかの順で並べます。外寸で外れる候補の布や色を先に比べるより、購入条件に関わる項目から残すほうが迷いを減らせます。

1.置き場所の幅・奥行・高さを先に決める

候補のメモには、型番と幅・奥行・高さを書き、突っ張り式の高さは下限と上限を両方残します。KCCT‐244とCATS-68なら、天井高の次に幅と奥行を照らします。据え置きでもNCT-3とSFC-157では横長と奥行のある外寸に分かれるため、写真の印象より数値で選びます。

木の棚から顔を出す猫と手前にいる長毛の猫

2.猫が乗る棚板・パーツと耐荷重を対応させる

耐荷重とは、対象を指定して示す荷重の値です。全体を対象にした値、棚板1枚の値、ハンモックの値は読み替えずに扱います。下表はパーツが特定できる数値だけを取り出し、全体の耐荷重は混ぜていません。

メーカー・型番対象と耐荷重の公式表記
アイリスオーヤマ KCCT‐244ステップ:約10kg
アイリスオーヤマ CATS-68棚板(ステップ)1枚あたり:約6kgまで
アイリスオーヤマ CTLR-50/アイリスオーヤマ CTHR-54棚板1枚につき約16kg
アイリスオーヤマ NCT-3/アイリスオーヤマ NCT-4棚板1枚あたり:約6kg
アイリスオーヤマ SFC-157棚板1枚あたり:約6kg/ハンモック:約6kg

出典:アイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリアイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(いずれも2026年9月17日確認)。

また、同じ「棚板1枚」の数値を並べても、測定条件が公開されていないため強度の順位にはできません。CTLR-50の約16kgとNCT-3の約6kgは、各製品の表示を読むための数値です。飛び乗る際の衝撃まで、この表が示すものではありません。

SFC-157、NCT-3、NCT-4、CATS-68には、次の注記があります。

※耐荷重は測定値であり、保証値ではありません。

出典:アイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリアイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリ(いずれも2026年9月17日確認)。

この注記は上記の機種についての記載です。ほかの機種へ広げて説明せず、候補の表示と一組で読みます。数字の対象を詳しく整理したいときは、キャットタワーの耐荷重を読み分けるための比較が次の判断材料になります。

3.本体外寸と、猫が乗る面の寸法を分ける

本体の幅・奥行は置き場所を決める寸法で、そのまま棚板の広さを示すわけではありません。CATS-68は棚板が幅約37.4×奥行約20×高さ約1.6(cm)、クリアステップ部分が幅約28.8×奥行約12.4(cm)です。本体外寸とは別に読む数値が用意されています。

棚板やハンモックを重視する人は、全体の写真と外寸だけで候補を決めず、使いたい場所の寸法まで分けて比較します。耐荷重が示すのは荷重の条件、棚板寸法が示すのは面の大きさです。片方だけをもう片方の代わりにはできません。

出典:アイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリ(2026年9月17日確認)。

4.手入れの条件と交換部品を購入前の判断に入れる

CTLR-50/CTHR-54について、メーカーは麻の素材から繊維くずが出ることを案内し、それを不良とは扱っていません。繊維くずを片付けることを避けたい人には、この説明が購入判断に直結します。耐荷重や高さの希望を満たしても、日常の扱いが合うかは別です。

出典:アイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(2026年9月17日確認)。

交換部品の例には、アイリスオーヤマ NCT-P60というナチュラルキャットタワー用爪とぎポールがあります。これは本体ではなく部品の型番です。交換を前提に選ぶなら、本体の型番とは別に、対応する部品の型番と交換したい場所を組にして残します。

「同じメーカー」「似た商品名」だけで部品の適合を決めず、対象本体との対応をそろえるのが選定条件です。交換部品が一つあることを、棚板やハウスを含めた全部品が交換できるという意味にも広げません。

出典:アイリスプラザ NCT-P60 製品ページ(2026年9月17日確認)。

扱い方の条件から選び直したいときは、キャットタワーのデメリットを整理する記事も判断の入口になります。口コミを読む段階では、低評価レビューを用途違いと仕様への不満に分ける方法を使うと、製品の仕様と自宅の希望が合わない話を切り分けられます。

緑色のクッション材にもたれて眠る子猫

5.組み立てる人数と工具を最後にそろえる

CATS-68は、メーカーが2人での組み立てを勧めています。必要なプラスドライバーは2番で、握り部分の直径30mm以上という指定があります。加えてラジオペンチも必要です。単に「ドライバーを持っている」で済ませず、指定された形とサイズまで準備に含めます。

NCT-3/NCT-4でも、必要工具は2番のプラスドライバーです。また、SFC-157、NCT-3、NCT-4、CATS-68はインパクトドライバーを使わないようメーカーが指定しており、破損のおそれを理由に挙げています。組み立てを早く済ませたいからと、手持ちの電動工具へ置き換える選び方はできません。

出典:アイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリアイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(いずれも2026年9月17日確認)。

よくある誤解

高い製品ほど、棚板の耐荷重も大きいわけではない

CTLR-50とCTHR-54は高さが異なりますが、棚板1枚につき約16kgという表示は同じです。高さの数値から、棚板の耐荷重を推測することはできません。高い位置まで棚を設けたいという希望と、乗る面の荷重条件は別々に判断します。

頭数の表示は、棚板の耐荷重を割り算した数字ではない

KCCT‐244には頭数を3匹までとする表記があり、別にステップ:約10kgという耐荷重が示されています。この2項目は併せて読むもので、頭数の表示だけを見て、各ステップの条件を省略することはできません。

反対に、棚板の耐荷重を猫1匹の体重で割り、使える頭数を独自に決める読み方もしません。棚板1枚の数値は全体の数値ではなく、全体の数値があっても各パーツの条件を置き換えないからです。

出典:アイリスプラザ 天井突っ張りタイプ公式カテゴリアイリスプラザ 置き型タイプ公式カテゴリ(いずれも2026年9月17日確認)。

商品名の段数は、棚板の間隔を示すものではない

NCT-3は商品名に3段、NCT-4は4段と入っています。ここでの段数は商品名に由来する情報です。本体の高さを段数で割っても、個々の棚板の間隔を示す公式寸法にはなりません。外寸、乗る面の寸法、棚の構成を同じ数字にまとめないことが大切です。

また、アイリスプラザは他社ブランドも取り扱う通販サイトです。販売されているサイトが同じでも、製造元まで同じとは判断できません。候補のメモは型番だけにせず、メーカー名も一緒に残すと、商品や交換部品を探す際の取り違えを避けられます。

よくある質問

キャットタワーは突っ張り式と据え置き式のどちらを選ぶべきですか?

天井まで固定する構成を選ぶなら、高さの範囲と幅・奥行が合う突っ張り式から絞ります。天井を使わない構成なら据え置き式です。据え置きにもCTLR-50の高さ約70(cm)からCTHR-54の高さ約182(cm)まで違いがあり、方式名だけで大きさは決まりません。

体重に合う耐荷重は、どの欄を見ればよいですか?

猫が乗る棚板、ステップ、ハンモックなど、対象を指定した欄です。SFC-157なら棚板1枚あたり:約6kgとハンモック:約6kgを別々に読みます。全体の数字を各パーツへ当てはめず、公表値だけで飛び乗る際の衝撃への強さも判断しません。

木製なら布部分も洗濯できますか?

木製かどうかと布の洗濯可否は別です。NCT-3/NCT-4は本体が天然木ですが、ファブリックカバーは洗濯の対象外です。木の部材と布部分の扱いを分け、洗濯できることを必須条件にするなら、この2機種は候補から外します。

キャットタワーは1人で組み立てられますか?

人数の案内は機種ごとに読みます。CATS-68は2人での組み立てが勧められているため、1人作業を前提に選ぶ用途には合いません。工具も指定があり、2番で握り部分の直径30mm以上のプラスドライバーと、ラジオペンチをそろえる必要があります。

まとめ

キャットタワーの選び方は、設置方式と寸法、棚板・パーツの耐荷重、素材、手入れと交換部品、組み立て条件の5点に分けると整理できます。

見た目の好みは、これらの条件を満たす候補の中で比べれば十分です。高さだけ、耐荷重だけで決めず、置きたい場所と使いたいパーツに対応する仕様を順に残すことが、選び方の軸になります。