高圧洗浄機はケルヒャーとマキタどっち?公式スペックで比較
本記事には広告(楽天アフィリエイト等のアフィリエイトリンク)が含まれます。広告収益がどの商品を取り上げるかに影響する可能性はありますが、比較の基準と評価は公式スペックと公開レビューに基づいて独自に決めています。 詳しい広告表記はこちら。
高圧洗浄機を検討すると、ホームセンターでも通販サイトでもケルヒャーとマキタの2社がよく比較の対象に挙がります。どちらも家庭用から作業用まで幅広くラインナップしているため、製品ページを並べて見ても、どこで差がついているのか分かりにくいところです。
この記事では、両社の現行機を各社公式サイトの仕様表だけで同じ項目に並べ直し、どこで選び分ければいいのかを整理します。実機は持っていないので、洗浄力の体感や音といった使用感の評価はしません。公表されている数値と、その数値が使う場面のどこに効くかだけを扱います。

結論:分かれ道は「電源方式」の1点
先に結論だけ書きます。
- 屋外コンセントが確保でき、長時間の作業や高い出力を優先するなら、AC電源機同士で比べる
- コンセントのない場所で使う、置き場所や配線の自由度を優先するなら、充電式機同士で比べる
そのうえで、AC電源機ではケルヒャー K 5 プレミアム サイレントが最大許容圧力とホース長で、マキタ MHW0820 が自吸機能と価格で有利という関係になります。充電式機ではマキタ MHW001G が圧力と作業量で上回り、ケルヒャー K 2 バッテリーセットが本体の軽さで有利です。
どちらのメーカーが上、という決着はつきません。ついているのは「コンセントを使うか、バッテリーで動かすか」という道具の選び方の差です。

比較の条件(何を、いつ、どこの情報で比べたか)
比較の前提を先に開示します。
- 比較日:2026年8月8日
- 出典:ケルヒャーとマキタの各公式サイト(製品ページ・仕様ページ)のみ。第三者の比較記事や販売店の商品説明は使っていません
- 比較した機種:AC電源機=ケルヒャー K 2 サイレント/K 5 プレミアム サイレント(東日本/50Hz用)、マキタ MHW0700/MHW0820。充電式機=ケルヒャー K 2 バッテリーセット、マキタ MHW080D/MHW001G
- 数値の扱い:すべて各社の公表値です。最大吐出水量の単位はケルヒャーが「L/h」、マキタが「L/min」で表記が異なるため、この記事ではL/hを60で割ってL/min表記に揃えています(計算による換算であることを明記します)
- 書かないこと:実機を持っていないため、洗浄力の体感・音・振動といった使用感の優劣は書きません。公式サイトに数値の記載がない項目は、表に入れずに空けています
機種を固定しているのは、「ケルヒャーは静か」「マキタはパワーがある」といったメーカー単位の言い方が、AC電源機か充電式機かで前提から崩れるからです。実際、後で見るようにケルヒャーの充電式機はマキタの上位充電式機より最大許容圧力が低くなっています。
なお、ケルヒャーの水冷式モデル(K 5 プレミアム サイレント)は東日本(50Hz)用と西日本(60Hz)用で型番が分かれています。この記事では東日本/50Hz用のページの数値を使っています。
スペックを同じ物差しで並べる
AC電源・エントリークラス:K 2 サイレント と MHW0700
| ケルヒャー K 2 サイレント | マキタ MHW0700 | |
|---|---|---|
| 最大許容圧力 | 10MPa | 8.5MPa |
| 最大吐出水量 | 6.0L/min(360L/h) | 6.3L/min |
| 消費電力 | 1.25kW | 1,250W |
| 本体質量 | 5.8kg(アクセサリ含まず) | 4.4kg(高圧ホース等除く) |
| 付属の高圧ホース | 8m | 5m |
出典:ケルヒャー 高圧洗浄機 K 2 サイレント 製品仕様、マキタ 高圧洗浄機 MHW0700 主要機能(いずれも2026年8月8日確認)。
価格は、K 2 サイレントが30,311円(税込・配送料別)、MHW0700が**標準小売価格22,300円(税別)**です(同じく上記の各公式ページに記載、2026年8月8日確認)。税の表示が税込と税別で揃っていないため、この記事では金額をそのまま並べて優劣を付けません。実際に払う金額を比べたいときは、税別表記のほうに消費税分を上乗せして考えてください。
数値だけを見ると、圧力はK 2 サイレントが高く、吐出水量と軽さはMHW0700が上回るという関係です。ホース長も8mと5mで差があり、届く範囲の広さはK 2 サイレントに分があります。
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AC電源・上位クラス:K 5 プレミアム サイレント と MHW0820
| ケルヒャー K 5 プレミアム サイレント | マキタ MHW0820 | |
|---|---|---|
| 最大許容圧力 | 12MPa | 11MPa |
| 最大吐出水量 | 約7.17L/min(430L/h) | 7.5L/min |
| 消費電力 | 1,400W | 1,430W |
| 本体質量 | 13.7kg(アクセサリ含まず) | 10.3kg(高圧ホース等除く) |
| 付属の高圧ホース | 12m | 10m |
出典:ケルヒャー 高圧洗浄機 K 5 プレミアム サイレント(東日本/50Hz地域用) 製品仕様、マキタ 高圧洗浄機 MHW0820 主要機能(いずれも2026年8月8日確認)。
価格は、K 5 プレミアム サイレントが97,534円(税込・配送料別)、MHW0820が**標準小売価格65,900円(税別)**です(同じく上記の各公式ページに記載、2026年8月8日確認)。ここでも税の表示形式が揃っていない点は同じです。
上位クラスでも傾向はエントリークラスと近く、圧力はK 5 プレミアム サイレントがわずかに高く、吐出水量と軽さはMHW0820が上回ります。MHW0820は自吸ホースセットが標準付属で、水道のない場所でもバケツなどから水を吸い上げられます。K 5 プレミアム サイレントも「ため水を使用可能」という機能を製品ページに明記していますが、こちらは別売の自吸用ホースが必要です。
なお両機種とも消費電力が1,250〜1,430W台で、AC電源機としては標準的な範囲です。どのくらい電気代がかかるかは使う時間次第なので、自分の使用時間に当てはめたい場合は消費電力(W)から電気代を計算する方法にまとめた式が使えます。
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充電式:K 2 バッテリーセット と MHW080D・MHW001G
| ケルヒャー K 2 バッテリーセット | マキタ MHW080D | マキタ MHW001G | |
|---|---|---|---|
| バッテリー電圧 | 36V | 36V(18V×2本) | 40Vmax(満充電時) |
| 最大許容圧力 | 11MPa | 8.0MPa | 11.5MPa |
| 最大吐出水量 | 約5.67L/min(340L/h) | 6.3L/min | 7.0L/min(420L/h) |
| 1充電あたりの連続使用時間 | 約14分(5.0Ah) | 標準約15分/静音約34分(6.0Ah×2本) | 高圧約18分/中圧約30分/低圧約1時間(5.0Ah×2本) |
| 本体質量 | 4.5kg(アクセサリ含まず) | 6.7kg(バッテリ含む) | 12.3kg(バッテリ2本装着時) |
出典:ケルヒャー 高圧洗浄機 K 2 バッテリーセット 製品仕様、マキタ 充電式高圧洗浄機 MHW080D 主要機能、マキタ 充電式高圧洗浄機 MHW001G 主要機能(いずれも2026年8月8日確認)。
価格は、K 2 バッテリーセットがバッテリー・充電器付属で64,460円(税込・配送料別)です。マキタは2機種とも構成が分かれていて、MHW080Dはバッテリー・充電器・収納ケース込みのPG2構成で標準小売価格129,100円(税別)、本体のみのZK構成で70,300円(税別)、MHW001Gは本体のみのZ構成で標準小売価格112,000円(税別)(バッテリー・充電器は別売)です(同じく上記の各公式ページに記載、2026年8月8日確認)。
バッテリー・充電器を含む価格同士で比べると、K 2 バッテリーセットの64,460円(税込)とMHW080D PG2の129,100円(税別)は倍近く差があります。 ただしMHW080Dは収納ケースが自吸用の50Lタンクを兼ねる仕様で、単純に同じ内容を比べているわけではありません。何が価格に含まれているかは、購入前に各公式ページの「価格・仕様など」で確認してください。
連続使用時間は、いずれも「バッテリーの充電状態や作業条件により異なります」という注記付きの目安値です。マキタの2機種は圧力を3段階(MHW001Gは3モード、MHW080Dは2モード)で切り替えられるため、どのモードの数値かを揃えて比較する必要があります。ケルヒャーのK 2 バッテリーセットは標準モードの約14分という1つの数値のみが公式ページに記載されています。
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AC電源機を重視するなら見るところ
コンセントが届く場所で作業するなら、優先すべきは最大許容圧力と付属ホースの長さです。上のエントリークラス・上位クラスどちらの表でも、圧力はケルヒャー機がわずかに高く、ホース長もケルヒャー機のほうが長い結果になっています。外壁やベランダなど、コンセントから離れた場所まで洗浄したい人には効いてくる差です。

一方で、自吸機能を標準で使いたいなら差がはっきりします。 MHW0820は自吸ホースセットが標準付属で、追加購入なしにバケツやタンクから給水できます。K 5 プレミアム サイレントで同じことをするには、別売の自吸用ホースを追加で用意する必要があります。

本体質量も無視できない差です。上位クラスで13.7kgと10.3kgという3kg超の差は、持ち上げて収納する頻度が高い人には毎回の負担として積み重なります。
充電式機を重視するなら見るところ
コンセントのない場所(駐車場、集合住宅の共用部、庭の奥など)で使うなら、まず本体質量と連続使用時間の組み合わせを見るのが実用的です。
K 2 バッテリーセットは4.5kgと3機種の中で最も軽く、片手で持ち運びやすい設計です。ただし最大吐出水量は約5.67L/minとMHW001Gの7.0L/minより少なく、連続使用時間も約14分とMHW001Gの高圧モード約18分に近い水準です。
MHW001Gは12.3kg(バッテリー2本装着時)と重くなりますが、最大許容圧力11.5MPaは3機種で最も高く、圧力を3段階で切り替えられるため、軽作業では低圧モードに落として使用時間を延ばせます。公式ページによれば、低圧モードでは1充電あたり約1時間の連続運転が可能です(BL4050F×2本使用時)。
MHW080Dは価格と重さの面で中間的な位置づけですが、収納ケースが50Lの自吸タンクを兼ねる点は他の2機種にない特徴です。水源を選ばず作業したい人には、この構成が刺さる可能性があります。

不満が出るとしたらどこか
実機を持っていないので、当サイトが体験として不満を語ることはできません。そのかわり、公表されている仕様から論理的に予測できる不満だけを、両社について同じ数だけ挙げます。
ケルヒャー側で不満になりうる点
- 充電式のラインナップが1機種しかない。K 2 バッテリーセット以外に選択肢がなく、マキタのようにモード切り替えや上位機種を選べません
- AC電源機の水冷式モデルは東日本/西日本で型番が分かれる。周波数を間違えて注文すると、使用できない可能性があります
- 充電式の連続使用時間の記載が標準モードの1数値のみ。作業条件によって実際の時間がどう変わるか、公式ページからは幅を把握しにくい構成です
マキタ側で不満になりうる点
- 充電式は本体が重くなりがち。MHW001Gは12.3kg(バッテリー2本装着時)で、K 2 バッテリーセットの4.5kgより大幅に重くなります
- 充電式の価格構成が複雑。バッテリー・充電器込みか本体のみかで金額が大きく変わり、購入時に構成をよく確認する必要があります
- AC電源機の付属ホースがケルヒャー機より短い。エントリークラスで5mと8m、上位クラスで10mと12mの差があり、長い範囲を洗浄する用途では届きにくい場面が出る可能性があります
こうした「仕様から来る不満」は、買い替えても同じ型番なら同じように起きます。個々の商品ページの低評価レビューを読んで自分に当てはまる不満を切り分けたい場合は、低評価レビューの読み方にまとめた4分類の手順が使えます。配送・個体差といった商品と関係のない不満と、買う前に防げる仕様の不満を分けて読むと、この記事の表と突き合わせやすくなります。
迷ったときの決め方
上から順に答えていくと、候補が絞れます。
- 作業場所にコンセントが届くか → 届くならAC電源機、届かないか毎回配線するのが面倒なら充電式機
- 圧力とホースの届く範囲を優先するか、軽さと自吸機能を優先するか → AC電源機なら前者はケルヒャー、後者はマキタに寄る
- 連続使用時間と本体の軽さ、どちらを優先するか → 充電式機なら前者はマキタ MHW001G、後者はケルヒャー K 2 バッテリーセットに寄る
この3問で決まらない場合は、たいてい「たまにコンセントが無い場所でも使う」という中間的な使い方をしています。そのときは、使う頻度の高いほうの条件に合わせるのが現実的です。月に数回だけ屋外で使うなら、普段の作業条件(AC電源が多いか、充電式が多いか)を基準にしたほうが満足度は上がります。

最後に、どちらのメーカーを選ぶ場合でも、購入前に取扱説明書を1度確認することをおすすめします。使ってはいけない水温、自吸できる高さ(ケルヒャー・マキタとも取扱説明書に記載)、保証条件(業務・営利目的での使用は保証対象外になる場合がある)といった条件は仕様表だけでは分からないことが多く、買った後の不満はここから出やすいためです。取扱説明書は両社とも公式サイトで公開されています。
よくある質問
ケルヒャーとマキタでは、最大許容圧力はどちらが高いですか 機種によって逆転するため、メーカー単位では比べられません。2026年8月8日時点の公式スペックでは、AC電源機の上位クラスはケルヒャー K 5 プレミアム サイレントが12MPaでマキタ MHW0820の11MPaを上回ります。充電式機ではマキタ MHW001Gが11.5MPaで、ケルヒャー K 2 バッテリーセットの11MPaをわずかに上回ります。
AC電源機と充電式機、どちらを買えばいいですか 作業場所に屋外コンセントが確保できるならAC電源機のほうが、圧力・吐出水量・連続使用時間のいずれも余裕があります。コンセントのない場所や、配線を延ばすのが面倒な場所で使うことが多いなら充電式機が向いています。充電式機は本体質量が重くなる機種があるので、持ち運ぶ頻度も合わせて考えるとよいでしょう。
ケルヒャーのK 5は東日本と西日本で商品が違うのですか はい。K 5 プレミアム サイレントは水冷式モーターを搭載しており、50Hz地域(東日本)用と60Hz地域(西日本)用で型番が分かれています。公式サイトでは「50Hz地域で60Hzモデルを、60Hz地域で50Hzモデルを使用することはできません」と明記されているため、購入前に自分の地域の周波数を確認してください。
充電式は洗車1台分の水量で足りますか 機種と使うモードによります。マキタ MHW001Gの公式ページでは、中圧モード・BL4050F×2本使用時に「ミニバン2台」を洗車できるとされています(同社調べ)。ケルヒャー K 2 バッテリーセットの公式ページには、洗車台数の目安は明記されていません。実際に必要な水量は洗浄する面積や汚れの程度で変わるため、目安として参考にする程度が安全です。
この記事の数値はいつの情報ですか 2026年8月8日にケルヒャーとマキタの各公式サイトで確認した公表値です。仕様も価格も変わることがあるので、購入前には各製品ページで最新の値を確認してください。当サイトは実機を持たず、公式スペックで比較する方針をとっています。方針の詳細は運営方針とプロフィールに書いています。
まとめ
ケルヒャーとマキタのどちらが良いか、という問いには決着がつきません。決着がつくのは「電源方式」と「圧力・軽さのどちらを優先するか」の2問です。
- AC電源機+圧力とホースの届く範囲を優先 → ケルヒャー K 5 プレミアム サイレント(12MPa・12mホース)
- AC電源機+軽さと自吸機能を優先 → マキタ MHW0820(10.3kg・自吸ホースセット標準付属)
- 充電式機+圧力と作業量を優先 → マキタ MHW001G(11.5MPa・低圧モードで最長約1時間)
- 充電式機+本体の軽さを優先 → ケルヒャー K 2 バッテリーセット(4.5kg)
数値はすべて2026年8月8日時点で各社公式サイトに掲載されていた公表値です。価格は税込・税別の表示が会社によって異なるため、そのまま並べて比較していません。購入前には、各社の製品ページと取扱説明書で最新の仕様を確認してください。
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